実践NFTアート:番外編「無断転載について」

前回イラストの著作権について説明させていただきましたが、今回は番外編として「無断転載」についての記事となります。

無断転載について知っているようで、キチンと理解している方は少ない気がしますので、なるべくわかりやすく説明していきたいと思います。

但し、自分は法律の専門家ではありませんので、あくまでド素人のデザイナーが、ド素人レベルで勉強したことなので、間違いがあるかも知れませんのでご了承ください。

イラストや写真、文章などに「無断転載禁止」って書いているのを一度ぐらいは見たことはあると思います。

原則として法律上でいえば、イラストや写真、文章など全ての創作物には、作成者に著作権が発生します。

著作権については、申請が必要な特許権と異なり、制作した時点で権利が発生します。

著作権には、色々な権利が含まれていて、その中に複製権があり、著作権法第21条に「著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。」と規定されています。

簡単に言うと「著作者の許可なく、著作物を無断で複製してはいけません」ってことです。

複製って?

複製とは、既にある著作物を印刷や写真、複写、模写したり、録音や録画する行為で、スキャナーなどを利用して電子データにしたり、アップロードする行為も含まれます。

近年、TV番組や映画、音楽、漫画などを無断でアップロードして摘発されるケースがニュースになったりしていますので、犯罪行為になることはご存じかと思います。

もっと分かりやすくするために、いくつか違法行為の例題をあげて説明したいと思います。

無断転載となる行為

1.アイコンやヘッダーに使用

2.ダウンロードやスクショしてSNSに投稿

3.その他

代表的な行為として例題にあげただけですので、それ以外の行為はOKってことではありませんので、ご注意ください。

それでは、一つ一つ説明していきたいと思います。

1.アイコンやヘッダーに使用

無断転載で最も多いケースが「インスタグラム」や「X(旧Twitter)」、「LINE」などのアイコンやヘッダーに使用している行為です。

特に悪質な場合、自分はキャラ画の後ろに自分の名前を入れていますが、わざわざ消してまで使用されたこともあります。

ちなみに、鍵垢ならOKって勘違いされている方もいますが、鍵垢でも違法行為となります。

2.ダウンロードやスクショしてSNSに投稿

1の行為と似てますが、ダウンロードやスクショした画像を投稿する違法行為となります。

よく勘違いされるのが、ならリツイートもダメじゃない?って意見です。

リツイートの場合は、複製していないので問題ありません。

また、投稿する際、製作者の名前を書いているからOKって思っている方もいますが、こちらも違法行為となります。

ダウンロードやスクショした時点で複製したことになるからです。

3.その他

拾い画や「フリー イラスト」で検索して出てきた画像だから利用したってケースもありますが、制作者本人が投稿したもので、且つ「フリー画像」って明確に明記しているか確認しないと拾い画が無断転載であげられた可能性や検索結果に「フリーのイラストレーター」も引っかかる時があるので、気を付けた方が良いと思います。

以上、代表的な違法行為となるケースをあげてみましたが、他にも多数ありますので気になることがあれば一度調べてみるといいと思います。

「無断転載禁止」と書く必要はない

実は、基本的に「無断転載禁止」とわざわざ書く必要はありません。

先にも書きましたが、原則として法律上「著作者の許可なく、著作物を無断で複製してはいけません」となっており、そもそも複製する行為が違法ですので、法的に「無断転載禁止」と書く必要はありません。

今回、調べるまで自分も書いていないと法律が適用されないと勘違いしていました。

但し、勉強したことで理解することが出来ました。

分かりやすい例で言うと、お店に「万引きは発見次第、警察に通報します。」「万引きは犯罪です。」と書かれたポスターなどが貼られているのを見たことがあると思います。
では、貼られていないお店では「万引きしてもOK‼」ってことになりますでしょうか?

勿論、貼っていなくても万引きは犯罪です。

つまり、同じように「無断転載禁止」をわざわざ書く必要がないということです。

とは言え、法的に書く必要がなくても抑止力と言う部分では書くことも必要だと思います。

無断転載の対策

上記の通り、法的に「無断転載禁止」書く必要はありませんが、まだまだ著作権の理解が浸透していませんので、自分なりに考えて二点の対策を施しています。

1.イラストに自分の名前を記載する。

2.プロフィールに「無断転載禁止」を記載する。

イラストをあげている「インスタグラム」と「X(旧Twitter)」の両方に上記二点は行っています。

1.イラストに自分の名前を記載する。

以前は入れていませんでしたが、キャラ画をあげるようになってから、無断転載されることが増えましたので、イラストの背景として名前を入れることにしました。

先に書いた通り、それでも名前を消してまで無断でアイコンに使用する方もいるので驚愕します。

2.プロフィールに「無断転載禁止」を記載する。

こちらも以前は記載していませんでした。

法的に書く必要は全くありませんが「無断転載禁止って書いていなかったのでOKかと思いました‼」って言われたら面倒くさいので記載する事にしました。

無断転載以前の問題

SNSにイラストをあげていると、予想を遥かに超える色々なことが起きます。

その中で、ずば抜けてヤバい奴と思ったのが、仕事で有名人のグッズを担当させていただいた時に、ファンの方からDMで「凄くイラストが気に入ったのでデータをください。」って送られてきました。

ファンと言ってもにわかと思いきや投稿している内容からガチ勢と思われますw

ある程度イラストを使用したいのですが…ってDMが届くことは予想できますし、実際にあります。

まさか「データをください。」とか言われるなんて、想定外過ぎて1mmも考えていませんでした。

十代前半で社会に出たことがなく思わずDMしてしまったのかなぁって思いきや二十五歳の大人で正直ひきました。

いちいち仕事として受けていますので…って一から説明しても理解されない可能性が高いのでフル無視させていただきましたw

この方を通して、今まで当たり前と思っていたことが間違いということを教えてもらいました。

それは、自分の常識が相手の常識ではないことです。

お互いに言えることですが、自分が常識と思っている事が通じないように、知らないうちに著作権を侵害している可能性もありますので、何が無断転載になるのか知ることは大切だと思います。

今回は無断転載についてまとめてみました。
最後までお読み頂きありがとうございました!