実践NFTアート:特別編「実践デザインの仕事に繋がるポートフォリオ」1

今回は特別編「実践デザインの仕事に繋がるポートフォリオ」についての記事となります。

自分が実際に経験して思ったことや感じたことが前提ですので、絶対にするべき方法と大それた意見ではなく、選択肢を広げる意味で読んでいただけるとありがたいです。

デザイナーやイラストレーター、写真家などクリエイターとして企業に就職を希望する場合、面接時に必要不可欠なツールが「ポートフォリオ」となります。

就職以外にも個人で活躍する方も実績がわかりやすいので作っていて損はないと思います。

今回は、自分の体験談ですのでクリエイターという仕事一つデザイナーのポートフォリオとなります。

但し、他業種でも参考になる部分はあると思います。
デザイナーのポートフォリオをわかりやすく簡単にまとめると「現在まで制作した自分の作品集」です。

デザイン業界に就職する場合、一次、二次など、どの段階でいるかは企業ごとに異なりますが、面接官の中にクリエイターがいるケースが結構あります。

つまり、クリエイターがポートフォリオを見れば「現段階でどのくらいのスキルを持っているのか」「どの分野の仕事が得意なのか」などある程度判断される材料となります。

なので、自分本位で並べただけでとりあえず作ってきましたレベルのポートフォリオでは、アピールにもなりませんし、むしろマイナスと言っていいかもしれません。

もっと言えば、応募する企業ごとに制作するべき重要なツールがポートフォリオと言っても過言ではないと思います。

逆に言えば、自己アピールする絶大なツールがポートフォリオです。

ポートフォリオを制作する際のポイント

デザイナーのポートフォリオを制作する際に、必要なポイントについて書いてきます。

制作する上で押さえておく必要があるポイントは下記の三つとなります。

1.現段階での自分のデザイナーとしてのスキル

2.作品の選別と構成
3.クライアントの要求に対しての対応力

細かく分ければキリがないのと、実際に自分がポートフォリオを制作する際に気を付けているポイントなので、上記以外にもあると思います。

1.現段階での自分のデザイナーとしてのスキル

デザイナーだけでなく、クリエイターの仕事は、履歴書や職務経歴書など文字だけでは伝わりにくい部分もあると思います。

そこで、ポートフォリオを使って、視覚的に現段階で何が出来るのか、どのレベルの仕上がりなのかなどスキルを見せることで、採用した際に、どのポジションを任せられるかイメージしやすくなります。

そこで、企業の求めている人材を把握した上で作品を選ぶことは勿論のこと、現段階で対応出来る仕事の幅が伝わるように偏った内容にならないように選ぶことが大切です。

2.作品の選別と構成

アーティストの作品集ではなく、クリエイターとして何が出来るのかを伝えるのが目的です。

限られた面接時間の中で、ポートフォリオを一ページづつ丁寧に見てもらう可能性は極めて少ないと思います。

そのためページ構成は非常に重要になってきます。

一ページ目から最後のページまで作品を見て貰うことがベストではありますが、面接官の人数、所属部署などによって変動しますが、一人が見る時間は決して長くありません。
その為、自分がよく行う手法として企業の求めている内容に沿った作品とインパクトのある作品を前半部分に固めておきます。

後は、中盤と最終ページにも同じ条件の作品を配置します。

自分が面接官だったら、冒頭から見始めて途中はパラパラとめくりながら目が留まる作品があれば止まりますし、最終ページは最後だししっかり見ようってなると思います。

3.クライアントの要求に対しての対応力

上記の二ポイントを押さえて選択した作品を並べただけではただの作品集で終わります。

一つの作品に対して、クライアントからどんな要求があって、それに対してどう解決して、このようなデザインに仕上がったのか、プロセスを記載する必要があります。

これによって、要求された課題に対してどんな対応が出来るのか、取り組む姿勢がある程度判断出来る材料になります。

また、短い文章の中で要点だけを的確にまとめているか、伝える力も試されています。

ここまで当ブログを読んでいただけるとわかると思いますが、自分はダラダラと書いてしまうので正直言って端的にまとめるのは苦手です。

今回は特別編「実践デザインの仕事に繋がるポートフォリオ」と題してポートフォリオを制作する際のポイントについて話させていただきました。

一番初めに制作したポートフォリオは、記事を書く際に見直しましたが本当に酷いものでした。
在学中に制作した作品しかありませんので、作品のレベルが低いのは当然ですが、構成も考えず、ただ単に並べただけでポートフォリオと言うにはほど遠く、作品集としても最低なレベルでした。

よくこれで印刷会社に就職出来たなぁって思いますw

次回は、今回、説明したポイントを深掘りした内容で記事を書いていきたいと思います。

今回は特別編として「ポートフォリオ」についてまとめてみました。
最後までお読み頂きありがとうございました!

次回も特別編「ポートフォリオ」について書いていきます