コンセプトもしっかり決まり、遂にイラストレーターを使って描いていきます。
先ずはNFTアートの顔となる「KABUKI CREW」のロゴから描くことにしました。
ロゴに必要なのは、大きく分けて文字とアイコンの二種類です。
イラストを描いていく際に、まずは手書きでラフを描いてから、スキャニングして下絵として取り込んでからイラレで描いていくって方もいると思います。
恐らく初心者必見‼イラレを使って描いてみよう‼って参考書があれば、はじめに必ずラフを描きましょうって書いてあるはずです。
勿論、間違いではないですし基本に忠実だと思います。
ただ、個人的には必ず描く必要はないと思っていて、自分の場合描かないことがほとんどです。
逆に描くときって言うのは、お客様と対面して打ち合わせをするときにヒアリングした内容を描くぐらいで、入れる内容の確認とバランス、ある程度の方向性ぐらいです。
なぜラフや下絵を描かなくても大丈夫なの?
アナログと違って、デジタルはやり直しなど訂正が安易に出来るからです。
例えば、絵具で描く場合、間違ったら手直しが大変で下手したら最初からやり直すことになりますし、絵具が乾くまで作業できません。
その点デジタルは、すぐに失敗前に戻れ待ち時間なく作業が可能です。
後は、経験値の差だと思います。
ある程度ラフを頭の中に描いたら同じものが描けるようになります。
ということで今回もラフなしで描き始めることにしました。
「KABUKI CREW」ロゴの制作
ロゴに入れるものを考える
まず歌舞伎と言えば?でイメージしました。
中村勘三郎、松本幸四郎、海老蔵、伝統、屋号…次々と出てきますが、やはり歌舞伎と言えば、隈取です。
分かりやすく言えば、メイクですね。
隈取を描くだけで歌舞伎とわかりますので、ロゴはシンプルに文字と隈取だけにしようと方向性は直ぐに決まりました。
早速、イラレを立ち上げて描くことにしました。
まず隈取以外に入れる文字を打っていきます。
コレクション名「KABUKI CREW」以外に「歌舞伎」と「HIP-HOP」の融合を表すため「KABUKI×HIP-HOP」を入れるか?日本語で「歌舞伎軍団」と入れるか?悩みました。
とりあえず全体のバランスを見て入れることにしました。
ロゴをイラストレーターで制作
ロゴ案初校
入れる文字とイラストが決定したので実際にイラストレーターで制作してみました。
今回の場合の大きく分けて基本的にチェックする箇所は四か所です。
1.文字の綴りに間違いはないか?
2.イラストはイメージ通りか?
3.文字とイラストのバランス
4.その他(色、書体など)
初校ですが、自分が頭で描いたイメージ通りに制作することが出来ました。
校正する中で、隈取のイラストが非常に気になります。
とりあえずイメージに一番近い無料素材のイラストを入れたので、イラスト単体としては全く問題はありません。
但し、書体との関係性は特に問題はないのですが、文字とのバランスや実際に出品する二頭身キャラクターとの兼ね合いを考えると、このイラストではないと判断しました。
個人々好みが違うので、これが好きって方もいると思います。
また、そんなの制作途中で判断できるでしょって思う方もいると思いますが、特に自分が制作して自分が判断する場合は、一旦制作してから少し時間をあけて見直す方が正しい判断が出来る。とあくまで個人的ですが思っています。
ロゴ案再校正
初校で気になったイラストを変更しました。
初校のリアルな隈取では、二頭身キャラクターに合わないと思ったので、円の中に隈取を描いたイラストを制作してみましたが、しっくりきませんでした。
当然、逆にリアルな歌舞伎役者も描いてみましたが、結局同じ結果となりました。
そこでいつも描いている二頭身キャラクターの顔に隈取を描いてみたら、いい感じになったのですが、出品するキャラ画に使おうと思ったので、試行錯誤した結果、上記の三種類に絞ることにしました。
ロゴの最終決定
再校正した三種類の中から一番バランスのとれた上記のロゴに決定しました。
選んだ理由は、出品する二頭身キャラクターに合っている点と以前お話させていただきましたチームを作る際に、チームロゴとしても展開できる点が決め手となりました。
個人的には非常に満足しています。
今回は実際にイラストレーターを使用してロゴを制作してみました。
制作方法や手段は十人十色ですので、これが正解って形はありませんので、参考程度に読んでいただければ幸いです。
また、自分はこんな方法で作っていますとか教えていただければ、参考に出来るので有難いです。
今回は、イラストレータでロゴを制作する様子をまとめてみました。
最後までお読み頂きありがとうございました!