実践NFTアート:Adobeイラレでキャラ画を描いてみよう(2)

前回は記念すべき「KABUKI CREW」の第一弾として「MC五右衛門」を描きましたが、今回は、第二弾、第三弾のキャラ画を描いていきます。

いきなりイラストレーターで描き始める前に、まずはキャラクターにする人物を決定する必要があります。

前回は、髪型が特徴的な石川五右衛門をベースに制作しました。

新キャラクターのベースは「狐忠信」に決定

今回は、浄瑠璃義経千本桜」に登場する子狐が佐藤忠信の姿に化けた「狐忠信」をベースにキャラクターを描いていきます。

狐忠信の特徴は、石川五右衛門とタイプは違いますが、特徴的な髪型です。

歌舞伎のキャラクターとして描くならば、衣装も特徴的ですが、コンセプトが違うので残念ながら今回は取り入れません。

石川五右衛門同様に髪型を描き上げたら七割は完成したと思っていいぐらい、それ以外の隈取などは相反してシンプルなので作業的に時間がかかることはありません。

服装は、以前制作した「Red Angels(赤い天使)」ロゴが入ったセットアップとなります。

今回はDJなのでチームカラーのヘッドフォンを追加しました。

DJきつねのキャラ画完成

第二弾となる「DJきつね」のキャラ画が完成しました。

髪型が特徴的なため、インパクトはありますが、目の形を丸にしたので愛嬌のあるキャラクターに仕上がったと思います。

新キャラクターのベースは「弁慶」に決定

第三弾は、歌舞伎十八番の一つ「勧進帳」に登場する「弁慶」をベースにキャラクターを描いていきます。

弁慶といえば、七つの道具(熊手、薙鎌、鉄の棒、木槌、鋸、鉞、刺股)や愛刀「岩融」、刀狩りで奪い取った刀999本など武器のイメージが強いと思います。

但し、今回は勧進帳の弁慶をベースに選択しましたので、武器を持った白頭巾スタイルではなく山伏スタイルの弁慶となります。

コンセプトが歌舞伎でなければ、牛若丸との戦いの白頭巾を被った弁慶を描くと思います。

弁慶は今まで描いたキャラクターと違い奇抜な髪型をしていませんので特に手間のかかる箇所はありませんでしたが、山伏の特徴である頭巾を描く際に自分のタッチに合わせた場合、どこまで無駄な線を減らすか若干悩みました。

服装は、勿論「Red Angels(赤い天使)」ロゴが入ったセットアップとなります。

MC弁慶のキャラ画完成

第三弾となる「MC弁慶」のキャラ画が完成しました。

頭巾も自分のタッチを壊すことなく描くことができましたし、隈取を強調することで弁慶の持つ力強さを表現できたと思います。

今回描いたキャラ画を含め、全てのイラストはイラストレーターを使用して描いています。

使い慣れていることも理由の一つですが、その他にもいくつか理由があるので、次回はイラストレーターで描くメリットについて説明したいと思います。

DJきつね、MC弁慶の全身イラストはサイドバーにあるX(旧Twitter)のアイコンをクリックするとご確認いただけますので、気になる方は是非ご覧ください。

今回は、イラストレータでキャラ画を描く作業をまとめてみました。
最後までお読み頂きありがとうございました!

次回は、なぜイラストレーターで描いているのか詳しくお伝えします