NFTアートに興味があったのにも関わらず、今日までかかった最大の理由が、何を描こうか迷走していたからです。
正直、こんなに早くデジタルアートに資産価値が付く日が来るなんて想像していませんでしたので、ブームに乗り遅れた感もあり、折角NFTアートに挑戦するなら、現在のNFTアート界では、どんな作品が多く出品されていて、どんな作品が人気があるのかマーケティングをしっかりした上で出品しようって生意気にも考えたために、余計に前に進めず時間だけが過ぎていきました。
必ず始める前にマーケティングは行いましょうって、どの参考書を開いても書いていると思います。
確かに大切だと思いますし、実際自分が教える立場なら「必須です‼」って言い切ると思いますw
ここからは、あくまで個人的意見ですが、あまりに見すぎてしまうと仕上がりが同じようなタッチになり個性がないイラストになってしまう可能性があります。
「そんなの言い訳です‼」って一刀両断されそうですが…。
今回、NFTアートに初挑戦ってこともあり、まずは出品までの一連の作業を実践し、システムを把握したい気持ちもあり、ざっくりマーケティングしただけにしました。
ざっくりとは「NFTアート_人気」で検索、上位10サイトを拝見させていただきました。
とは言え、「自分が描きたいイラストを描いてるので売れなくてもいいんです‼」って癖の強い画家ではないので、しっかりとコンセプトは考えたいと思います。
基本ベースについて
以前からNFTアート用のイラストの基本ベースだけは、これまで描き続けてきた二頭身キャラクターにすることは決めていました。
但し、インスタグラムにほぼ毎日投稿していたキャラクター画像は、アニメや漫画、著名人、有名人などを二頭身のキャラクターにして描いていましたので著作権の問題もあり出品することは当然出来ませんので新たに描く必要があります。
基本ベースを二頭身キャラクターにした理由
なぜ二頭身キャラクターをベースに選んだの?
グッズに採用された実績も選んだ理由の一つですが、NFTアートのコレクションの傾向として統一感のあるシリーズ化が必須で展開しやすいキャラ画を採用しました。
その他にも、NFTアートをSNSのアイコンとして使用するケースも多く、キャラ画はアイコンに適している点や自分はターゲット市場を国内ではなく海外をメインに考えており、数的には少ないですがインスタグラムのフォロワーとキャラ画に対するいいねは海外の方が多い点も理由です。
ターゲット市場を海外に設定しましたので、対象はもちろん外国人となります。
日本人が海外のファッションや音楽を見たり聴いたりしてカッコいいとか好きとか思うように外国人が日本に対して同じように思うものがあるはずです。
それこそがNFTアートに出品するコンセプトのヒントになると思います。
ある程度予想した通り、漫画、アニメ、侍、忍者などの意見が多いようです。
ちょっと話がズレますが、トイレがキレイって意見があり、確かに海外でトイレに行くと「マジかぁ~」って凹んだ経験があります。
日本で生活していると自動販売機があって当然だし、他にも当たり前過ぎて気にならないことが結構あるんだろうなぁって感じました。
とりあえず、海外市場で外国人をターゲットに日本のカッコいいものでコンセプトを考えることにしました。
たったこんだけの情報でコンセプトを決めようとしているのが、ド素人の悪いところだと思いますので、いい子は決してマネしないでください。
コンセプトは「歌舞伎」
コンセプトはズバリ「歌舞伎」に決定しました。
なぜ「歌舞伎」にしたの?
ターゲット層を考えた結果と日本人として誇れる文化の一つだからです。
二頭身キャラクターと歌舞伎は決定しましたが、これだけでは弱いと感じましたので、もう少し足そうと思いました。
そこで、外国人からみたカッコいいものと自分自身がカッコいいものを組み合わせることにしました。
自分が海外のカッコいいと思うものの中で、群を抜いて一番なのが「グラフィティ」です。
言葉としては一般的に浸透していないと思いますが、東京都港区の防潮扉に書かれていたネズミの絵が、その特徴から、覆面芸術家のバンクシーによる作品ではないかとニュースになったのをご存じの方も多いのではないでしょうか。
日本では、ただの落書きとして見られることが多く、個人的にも、残念ながら日本で描かれているものは大半が落書きと認識しています。
あくまで個人的意見ですが、表面的な部分しか理解していない一部の日本人がスプレーで描けばいいんでしょって浅はかな考えだけで行っているからだと思っています。
グラフィティの暗黙のルール
実はグラフィティにも暗黙のルールがあります。
既に描かれているグラフィティの上に描く場合は、それ以上の高いレベルの作品でないと上書きしてはいけない。というルールがあり、それだけでも安易に描く日本とは異なることがわかる。
また、キャンバスとなる対象は、公共施設や交通機関などで、個人商店、個人宅には描いてはならない。というルールもあります。
しかし、モラルの低下や知識の無さなどから、ルールを無視して行われています。
但し、グラフィティの多くは、所有者に許可を取っていない場合が多く、器物損壊の罪に問われる可能性もあり犯罪行為であることは最低限知っておいて欲しい。
犯罪行為とは言え、キース・ヘリングやジャン=ミシェル・バスキアといった有名画家もグラフィティ出身で、グラフィティがなければ誕生していない可能性も高いので、複雑な感情ではある。
めちゃくちゃ好きなので、ついつい熱く描いてしまいましたが、海外のカッコいいものとしてまずグラフィティが頭に浮かびました。
次に、浮かんだのが「RAP」です。
RUN-DMCが大好きで、幼いころにキャプテン翼のSGGK若林源三が被っていたアディダスのキャップに憧れて以来、アディダス党に入党しましたが、そのアディダスがスポンサーだったのが、RUN-DMCです。
RUN-DMCとアディダスについて書き出すと止まらないので省略しますねw
グラフィティ、RAPと言えば、DJ、ブレイクダンスを加えてHIP-HOPの四大要素です。
色々と書いてきましたが、最終的なコンセプトは、自分が大好きなHIP-HOPと歌舞伎の融合という和と洋のミックスに決定しました。
プロからしたら浅はかな考えだと思いますが、自分なりに導き出したコンセプトとしては、気に入っています。
今回は、コンセプトの決定までを書かせてもらいました。
今回は、NFTアートに出品するイラストのコンセプト決定までをまとめてみました。
最後までお読み頂きありがとうございました!
次回は、決定したコンセプトを形にしていく作業についてです。